弊社ブランド「ならのお米」がJA卸から撤退した理由

うちはJA組合員です。だからといってJAに出荷しなければならないというルールはありません。

私共の「ならのお米」は2010年よりJA卸を撤退。以降はダイレクトレスポンスマーケティングで見込み客を開拓しております。JAの買取価格があまりにも下落したことが独自ルート開拓に踏み切る要因となったのです。

つまり、言葉を返せば「中途半端に終わった小泉内閣によるお米の自由化に紐付く農水省」や「JAの農家イジメ」によって国民は安価にお米を購入できるようになったということになる。

おかげさまで現在は常連のお客様の支えがあって今に至っています。そう「JA任せにしない」と心に誓ったあの時の決断がたまたまうまくいったということです。

とはいえ「JAなんて必要ない」なんて考えはありません。万が一、お米が売れ残った場合は安くてもJAが買い取ってくれるという保証があるからです。我々としてはJAは保険でもある。

よって、親子そろってJAを解体したいと考えている進次郎くん、我々にとっては要注意人物です。

さて、本日から吉野川分水が解放されます。これから代掻きをして田植えは来週からです。気合が入りますね。

今日も張りきって行きましょう。

追伸:

備蓄米って戦争や大地震のために保管してあるものだと思うのです。今の現状は戦争や大地震と同等の有事なのだろうか?単なる平和ボケなのか。。

今、何がしらの有事が起こったらどうなるのだろう。こんなに一気にバラまいて良いものなのかな?必要な人に行き渡っているのだろうか。。

日本農政も「増産に踏み切る」といった根本的な問題を解決していかないと、なんの解決にもならないと思うんですけどね。小規模農家をイジメてきたツケが今の有り様でしょう。大規模化に適した農地は日本には少ないからね。

うちの周辺は耕作放棄地が至る所にあります。そうした農地も中国系企業による太陽光パネルで埋め尽くされつつあります。※画像アップしておきます。

このようなことに補助金を出して推進しているのも政府であるということを知った方がいい。現自民党や維新の会がやることは???です。

現に農村地には太陽光パネルに関するチラシが月に一度は投函されています。未来に希望が抱けない農業では離農も加速する一方ですからね。そういう安易な解決策?に飛び付くのです。誰も跡を継ぎたくないというのが本音でしょう。

私的にはチャンスだと捉えていますが、私一人の力だけではなんともなりません。もっと若者が楽しんで拡大していく農業を目指したいね。

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